2015年モデルでひとまず完成形か?と思われたThinkPad X1 Carbonが、最新2016年モデルでさらなる進化を見せてくれました。
「軽くて持ち運びも楽なWindowsノートパソコンのおすすめは?」
こう問われた時、真っ先におすすめしたいノートパソコンが今回ご紹介するThinkPad X1 Carbon 2016年モデルです。
わたし自身、友人や知人から
「おすすめのノートパソコンは?」
このような質問をされたら、ThinkPad X1 Carbonを強力にプッシュします。
今回、最新2016年モデルのThinkPad X1 Carbonをじっくりと使う機会に恵まれましたので、特長や性能、魅力についてレビューをお届けします。
※メーカー提供の試用機に基づくレビューです。
ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルの特長
ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルの特長は以下の通り。
- X1 Carbon歴代モデル中、最軽量(約1.18kg)
- 最薄部14.95mmのスリムなボディ
- 軽量薄型ながら米軍調達基準クリア、抜群の堅牢性
- 約9.8時間の長時間バッテリ駆動
- Windows 10 Proと最新第6世代インテルCoreプロセッサ選択可
- IPSパネル採用2560×1440または1920×1080解像度の高品質ディスプレイ
- SATA SSDの2倍以上、PCIe NVMe SSDを選択可
- 薄型デザインを進化させながら、以前と変わらぬ打ちやすいキーボード
2016年モデル発売前は、2015年モデルに最新CPU(Skylake)を搭載した程度で登場すると予想していました。
ところが予想はいい意味で裏切られ、14型で約1.18kgと軽量化を図り発売されました。
11型や13型モバイルノートより大きなディスプレイやフルサイズキーボードを備えつつ、1.1kg台を実現したのはあっぱれとしか言いようがありません。
直販サイトのカスタマイズ項目で、「インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2×2、WiGigおよびvPro対応) + Bluetooth 4.1」を選ぶと、ThinkPad WiGigドックを利用可能となります。
ThinkPad WiGigドックは、2台目のディスプレイやオーディオ機器などをワイヤレスで使える優れもの。
なお、試用したThinkPad X1 Carbon 2016年モデルは以下のスペックとなっています。
- OS:Windows 10 Home 64bit
- CPU:インテル Core i7-6500U
- メモリ:8GB
- ディスプレイ:14.0型WQHD液晶 (2560×1440 IPS)
- ストレージ:256GB SSD PCIe NVMe
- ワイヤレス:インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2×2、WiGigおよびvPro対応) + Bluetooth 4.1
ThinkPad X1 Carbon 実機レビューと使用感
最新のパーツを搭載し、性能も向上
ThinkPad X1 Carbonは、2016年ノートパソコンのトレンドに準拠した、最新のパーツを搭載。
CUPは、インテルの第6世代Coreプロセッサファミリー。Core i5からi7まで、必要とする性能に応じてカスタマイズ可能。
メモリは8GBから16GBまで選択でき、ストレージはSSDが標準仕様となっています。
SSDは標準モデルがSATA接続で、カスタマイズ項目でSATA接続よりさらに高速なPCIe NVMeを選べます。
試用機はPCIe NVMeの256GB。大量のファイルを読み出し・読み込みテストしたところ、非常に快適かつ高速な動きを見せてくれました。
フルHD・WQHD解像度どちらも満足度の高いディスプレイ
ThinkPad X1 Carbonは標準で1920×1080フルHD解像度。
カスタマイズ項目でさらに解像度の高い、2560×1440解像度WQHD液晶も選ぶことができます。
どちらの解像度でもIPSなのは高く評価すべきポイント。
「超高解像度までは不要」という人は、IPSフルHD液晶でもまったく問題ありません。
デジタルカメラから取り込んだ写真の現像や加工をしたり、画面内にパレットを大量に並べる必要のあるAdobe各種アプリを使う頻度が高い場合は、WQHD液晶が良いでしょう。
薄型ボディながらインターフェースは充実
超軽量そして超薄型ボディながら、各種接続端子は充実。
USBポートは3つ。(USB 3.0が2つ、Powered USB 3.0が1つ)
miniDisplayPort x1、HDMI x1。microSDメディアカードリーダーも備えています。
ThinkPad純正機器との接続に便利なOneLinkポートも装備。
同梱のイーサネットアダプターをOneLinkポートに接続すれば、有線LAN接続もできます。
指紋センサーも搭載しており、タッチ方式となっています。
タッチ式指紋センサーはスライド式と比べ、使用時の操作が容易。本体、各種サービスへのログインなどに活用できます。
タフなボディ、納得のキーボード
ThinkPad品質の丈夫な作りは、2016年モデルになっても変わりません。
米軍調達基準MIL-SPECテストをクリア。冷却ファンの音質までこだわった、ユーザー体験を優先する姿勢はそのままです。
そしてThinkPadと言えばキーボード。今回、試用機を様々な環境や用途で使い、キーボードの使い心地も変わらないことを確認できました。
気持ち良くタイピングできるキーボードのつくり、マウスいらずでモバイル時に便利なトラックポイント、独立した左右クリックキー。
長時間の利用でも快適に打ち続けられるキーボードは、ThinkPad X1 Carbonを購入したユーザーの生産性をアップすることに寄与するはずです。
最長9.8時間のバッテリ駆動時間
2016年モデルのX1 Carbonは最長9.8時間のバッテリ駆動を実現。(メーカー公称値)
薄い本体と大きな画面を持ちながら、バッテリのみで終日利用できる性能となっています。
実際、わたし自身も試用機を外に持ち出し、バッテリのみでThinkPad X1 Carbon 2016年モデルを利用してみましたが、バッテリライフは満足いくものでした。
ThinkPad WiGig ドックで周辺機器をワイヤレス接続
X1 Carbon 2016年モデルのトピックとして、「ThinkPad WiGigドック」の存在があります。
直販サイトのカスタマイズ画面で、「ワイヤレス」をWiGig対応の「インテル Tri-Band Wireless-AC 18260(2×2、WiGigおよびvPro対応) + Bluetooth 4.1」に。
このパーツを選ぶことにより、周辺機器のThinkPad WiGigドックを利用することができます。
モバイルノートとしてはもちろん、自宅やオフィスのメインパソコンとしてThinkPad X1 Carbonを使いたい場合、ThinkPad WiGigドックはとても便利。
WiGigドックに、外部ディスプレイや外付けハードディスクドライブなどの周辺機器を接続。
外出先から持ち帰ったX1 CarbonをWiGigドックにワイヤレス接続すれば、面倒な有線接続なしに各種周辺機器をすぐ利用することができます。
X1 Carbon本体にいちいちケーブルをつなぐことなく各種機器を使えるという手軽さは、一度体験すると止められません。
ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルの購入を検討している人は、WiGigドックの導入もぜひおすすめします。
すべての人におすすめしたいノートパソコン
ビジネス用途としてのカラーが強いThinkPadですが、ThinkPad X1 Carbonはプライベートユースや個人利用としても強くおすすめできるノートパソコンです。
薄く軽いボディ、シンプルでエッジの効いたブラックのカラーリング。
光沢なしの液晶画面は、長時間使っても疲労感の少なさにメリットがあります。
静音性まで配慮された設計は、自宅のリビングや静かな環境での利用に最適。性能やスペックはこの記事で述べてきた通り死角なしの優れもの。
わたし自身、2014年モデルのThinkPad X1 Carbonを使っています。ハード面の故障やトラブルはまったく経験していません。キーボードの打ち心地の良さは今も変わらず、ファンやディスプレイの劣化などで不快になるようなこともありません。「良い買い物をした」と今でも感じています。
2014年モデルより性能や使い勝手の良さはさらに向上した2016年モデルThinkPad X1 Carbonも、購入した方の満足度は高いノートパソコンになるでしょう。
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