すでに様々なメディアで報じられており、先日アメリカで開催されたCESでも発表があったThinkPad Xシリーズのモバイル最適モデル、ThinkPad X250。
そろそろ世界各国で発売になるであろうThinkPad X250ですが、続々と発表されるThinkPad新モデルと同様、物理クリックボタン(ThinkPad クリックパッド)が搭載されます。
ThinkPad X240とThinkPad X240sでは、トラックパッド部分から物理キーが省かれてしまい、パッド部分はフラットな形状となっていました。
やはり、日本でも発売開始されたThinkPad X1 Carbon 2015 (3rd Gen)やThinkPad E450と同様、クリックボタン復活のリクエストが多かったのか、無事(?)復活の運びとなりました。
ThinkPad X250の概要
ThinkPad X250は第5世代インテルCoreプロセッサBroadwell搭載。
前モデル、X240シリーズはHaswell搭載でした。Broadwellになることで、さらに長時間のバッテリー駆動が可能。
詳細は不明ですが、バッテリーをカスタマイズ(大容量バッテリーを選択)することが可能と伝えられています。
バッテリーの選択方法によって、20時間程度のバッテリー駆動を実現したとのこと。もちろん、使用環境やCPU、ドライブの組み合わせによってバッテリーのみでの駆動時間は、公称値から少なくなるでしょう。
それでも確実にThinkPad X240よりは長時間バッテリーのみで使えるはずです。
あとは何より、実機に触れた際のフィーリングですよね、気になる点は。物理クリックボタン(ThinkPad クリックパッド)の使い心地などを早くチェックしてみたいものです。
ThinkPad X250のメリット
今までThinkPadを購入したことがなく、ThinkPadの2015年最新モデル各種が色々気になり迷っているという人がいるかもしれません。
価格面から選ぶとThinkPad E450が気になるが、性能やモバイル性からThinkPad X1 Carbon 2015 3rd Genにも興味が湧いてしまうというパターン。
ThinkPadを個人の予算で購入検討という方にお伝えしたいThinkPad X250のメリット。それは単純な話しですが、底面積がThinkPadノートパソコンシリーズの中で一番小さいという点です。
特に、新幹線や飛行機、カフェなどでノートパソコンを使う機会の多い人は、このThinkPad X250が適していると思います。
ちなみにThinkPad X1 Carbon 2015モデルの横幅は約33.1センチ。そしてThinkPad X250の横幅はX240とほぼ同じ30.5センチと言われています。
たった数センチの違いですが、新幹線や飛行機のテーブルで作業をしたい場合、この数センチの違いと液晶画面のサイズ(14型と12.5型)はかなりの違いを感じます。
また、これは人ぞれぞれの考え方ですが、周囲に人が多い環境で14型を使っていると覗き込まれているような感じを受けることも……。
初めてThinkPadを購入される方は、X・T・Eなどのシリーズ名とそれぞれのシリーズ特長に戸惑う場合が多いでしょう。
そんな場合は、「ThinkPadノートパソコンシリーズ中、小型で使いやすいモバイルノートがThinkPad X250」だと考えていただければよろしいかと。
あとは日本での発売開始を待つばかり。とにかく実機を早くいじってみたいですね。