X1シリーズで攻勢を掛けるレノボ。ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 Yoga、ThinkPad X1 Tablet、ThinkCentre X1が登場

まさかここまでラインナップが増えるとは想像もしていませんでした。

X1と言えばThinkPad X1 Carbon。モバイルに適したモデルが揃うThinkPad Xシリーズの中でも、薄く軽く、高性能なノートパソコンです。

わたし自身もThinkPad X1 Carbonオーナーで、優れた使い心地に満足しています。

「X1と言えばThinkPad X1 Carbon」でしたが、2016年になり「X1ファミリー」として新モデルが追加されました。

初代ThinkPad X1 Carbonから触れていたわたしとしては、何より気になるのはThinkPad X1 Carbon 2016年モデル。

ThinkPad X1 Carbon 2016年モデル(第4世代、4th Gen)について掘り下げつつ、X1ファミリーとして新たに加わったThinkPad X1 Yoga、ThinkPad X1 Tablet、ThinkCentre X1についても触れていきたいと思います。

今回は各モデルの概略にのみ触れ、各モデルの詳細レビューは別途アップする予定です。

発売されたばかりのX1ファミリーの中でも、ThinkPad X1 YogaとデスクトップPCのThinkCentre X1は割引率の大きなクーポンがすでに発行されています。

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さらに軽く1.18kgに。ThinkPad X1 Carbon 2016年モデル

14型ノートパソコンで重さは1.18kg!

ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルは2015年モデルと比べ、約300g程度のダイエットに成功。

「ここまで軽くしてきたか」と非常に驚きました。

ThinkPad X1 Carbon 4th Gen 2016

第4世代となったThinkPad X1 Carbon。

他社11型、13型モバイルノートでは重さ1kg前後や、1kg以下のモデルも存在しますが、14型モバイルノートでこの軽さはインパクト大。

見た目以上に感じる軽さは、ThinkPad X1 Carbonを手に取ると驚くこと間違いなしです。

薄いボディにフルサイズキーボード

ThinkPad X1 Carbonは本体サイズW333xD229xH16.45mm(最薄部は14.95mm)

さらに薄くなったボディを持つThinkPad X1 Carbon 2016 4th Gen

ThinkPad X1 Carbon 2016年モデル、最薄部は14.95mm。

今までのThinkPad X1 Carbonと同様、フルサイズキーボードにThinkPad伝統のトラックポイントを搭載。

タッチパッドは独立した左右クリックキーも備えており、使いやすさは抜群。

すべてがフラットなタッチパッド(トラックパッド)ノートに比べ、右クリック左クリックがとても行いやすいのがメリットです。

ThinkPad X1 Carbon 2016 4th Gen バックライトキーボード

防滴仕様のキーボード。バックライトキーボードは暗所での作業時に役立ちます。

どの解像度を選んでも高品質なIPS液晶に

ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルのメリットはこれ。

2560×1440の高解像度ディスプレイ、1920×1080フルHDディスプレイどちらを選んでも、IPS液晶となります。

画像の編集や写真の現像、レタッチを多用するなら活きてくる2560×1440という解像度。

14型ディスプレイでは非常に使いやすい1920×1080フルHD解像度。

レノボ公式直販サイトでどのディスプレイを選んでも、見やすく鮮やかな表示品質を持つIPSディスプレイとなります。

ビジネス用途でThinkPad X1 Carbonを選ぶ場合、1920×1080解像度でも充分なことが多いです。その場合でも鮮明なIPS液晶となったのは非常に喜ばしい点でしょう。

タフさは健在、ビジネスノートとしての魅力もアップ

以前のThinkPad X1 Carbonと同様、ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルも米軍調達基準MIL-SPEC10項目をクリア。

本体の耐久性はもとより、多湿・低温高温への備えも抜群。

ストレージには当然SSDを採用。PCIe NVMe SSD搭載モデルも選択可能。PCIe NVMe SSDはSATA SSDより2倍以上の速度を誇ります。

CPUはすべて最新の第6世代インテルCoreプロセッサを採用。省電力性に優れ、モバイル時の長時間バッテリー駆動を実現。

Trusted Platform Module (TPM) 、指紋認証でセキュリティへの備えもぬかりなしです。

初代と並ぶインパクトを持つX1 Carbonか

すでにThinkPad X1 Carbonを使っているわたしも、2016年モデルは即買い換えを検討してしまう魅力に溢れています。

さらに薄く軽くなったボディが一番羨ましい点。14型IPSディスプレイを持ちながら、1.18kgという重量は素晴らしいスペックです。

今回のThinkPad X1 Carbon、間違いなく「買い」なノートと言えるでしょう。このサイズでは2016年ベストノートとなるかもしれません。

ThinkPad X1 Yoga、2in1コンバーチブルノートブック

“Yoga”の名称が付くThinkPad/Lenovoノートは多数存在します。

Yogaの特長として、「ラップトップ・タブレット・テント・スタンド」と4つのモードに変形できる点。

ThinkPad X1 Yoga、ラップトップモード時の画像

通常のノートとして使うラップトップモード。

ThinkPad X1 Yoga、スタンドモード

ThinkPad X1 Yoga、スタンドモード。

ThinkPad X1 Yoga、タブレットモード

手に持っての作業やコンテンツの閲覧に適したタブレットモード。

対面でプレゼンテーションをする場合や、コンテンツをじっくり閲覧した場合に適した形状に変形できます。

タッチ液晶で手書き、描画が可能

通常のノートパソコンとして使えるのはもちろん、ThinkPad X1 Yogaは2560×1440マルチタッチ液晶を選べます。

タブレット型にThinkPad X1 Yogaを変形させ、付属のペンを使い手書き入力やイラストを描くなどの作業が可能に。クリエイティブな場面に強みを発揮するモデルです。

なお、液晶ディスプレイは有機ELタイプもラインナップに加わるとアナウンスされています。

14型2in1ながら1.36kgを実現

4つの変形モードを可能にするため、ヒンジ部分の強度を上げたにもかかわらず、ThinkPad X1 Yogaの重量は1.36kg。(最小構成時)

2in1でこの重量は、賞賛に値するものです。13型通常クラムシェルノートでも、1.3kg程度の重量であれば「モバイルに適したノート」と言われることが多い中、ひとまわり上の画面サイズを持ちつつこの重量は素晴らしい仕上がりと言えるでしょう。

2in1のメリットを最大限に使いたい人へ

他のYogaシリーズをはじめ、すでに2in1ノートを使い、そのメリットを享受している人の買い換え候補として強くプッシュできるモデルです。

さらに、イラストや手書き入力をノートで行いたい、グラフィックやクリエイティブ領域の作業を行いたいユーザーにおすすめできます。

わたし自身、対面プレゼンする際、「スタンドモード」や「タブレットモード」の使い勝手の良さを実感しています。

ビジネスからクリエイティブまで、まんべんなくこなせ、モバイル性能も高いノートがThinkPad X1 Yogaの特長でしょう。

タブレットを超えたデバイス、ThinkPad X1 Tablet

X1ファミリーの中で、個人的に大きな驚きを感じたのがこのモデル、ThinkPad X1 Tablet。

ThinkPad X1 Tablet

”その実力、もはや「タブレット」ではない”というキャッチコピーが付けられたThinkPad X1 Tablet。


単なるWindowsタブレットを、マーケティング先行でX1のネーミングを与えたのかと最初は考えていました。

ところが詳細をチェックすると、

「タブレットの良さを生かしながら、様々な用途に適合させた新形態デバイス」

このような印象に一変。

“その実力、もはや「タブレット」ではない”というキャッチコピーにふさわしいモデルとなっています。

さまざまなオプションと組み合わせ可能

ThinkPad X1 Tabletそれ自体も優れた性能を持つWindowsタブレットです。

ですがThinkPad X1 Tabletの魅力は、モジュラーデザインを採用し、さまざまな周辺機器を組み合わせられる点。

まず定番のThinkPadキーボード。ThinkPadキーボードはトラックポイントとトラックパッドを内蔵。マウスなしでアプリのコントロールが可能。

Microsoft SurfaceでおなじみのキックスタンドがThinkPadキーボードに設けられており、角度調節は自在。

一般的なノートパソコンと変わらぬタイピングを実現しています。

ThinkPad X1 Tabletにキーボードを組み合わせた画像

ThinkPad X1 Tabletはキーボードをはじめ、プロジェクター、3Dカメラなどのさまざまなモジュールを組み合わせ可能。

2K (2160 x 1440) の高解像度 IPS を採用したThinkPad X1 Tablet

2K (2160 x 1440) の高解像度IPS液晶を採用。手書き入力、描画にも適した画面。

「プロダクティビティ・モジュール」を接続すれば、バッテリー駆動時間がさらに5時間延長。

ThinkPad X1 Tabletオプションの中でも大きな話題となっている3D カメラ・モジュール。(詳細はThinkPad X1 Tablet詳細ページへ)

また、プレゼンターモジュールをつなげば、X1 Tabletのみでプレゼンテーションが可能に。プレゼンのみならず、動画鑑賞にも適しています。

このように各モジュールと組み合わせれば、タブレットを超えたデバイスに早変わり。

高性能Windowsタブレットとしてだけでなく、仕事にもエンターテイメントにも活用できるデバイスとなっています。

超薄型デスクトップPC、ThinkCentre X1

X1ファミリー唯一のデスクトップパソコンがThinkCentre X1。

ThinkCentre X1

X1ファミリーとして発売された一体型デスクトップパソコン、ThinkCentre X1。

X1の名にふさわしい、エッジの効いたデザインの一体型デスクトップPCです。

超薄型11mmの本体

ディスプレイ一体型デスクトップパソコンのThinkCentre X1。

本体の厚みは驚きの11mm。ほぼ1cmしかない本体に、最新の第6世代インテルCoreプロセッサを搭載。

ThinkCentre X1のディスプレイ稼働範囲

ディスプレイの稼働範囲は-5度から45度。利用者に適した角度に調節可能。

メモリも最大16GBまで対応。

ビジネス用途としていまだニーズの高いWindows 7もOSに選ぶことができます。

無線LANユニットを内蔵させ、すっきりとした運用も可能です。

キーボードは標準でUSB接続タイプが付属。せっかくThinkPadのネーミングがついたモデルなのだから、高品質なキーボードを使いたいという人に向け、ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボードも周辺機器として用意されています。

(日本語キーボード、英語キーボードどちらも選べます)

薄いボディの一体型PCながら、過酷なオフィス環境で10年使う状況を想定したテストを実施。

一体型のメリットである省スペース性を生かしつつ、タフでパワーのいる作業にも適した機種となっています。

X1ファミリーの割引クーポンコード発行中

ThinkPad X1 Carbon 2016年モデルと、ThinkPad X1 Tabletは2月19日より直販サイトで販売開始。

ThinkCentre X1とThinkPad X1 Yogaはすでにレノボ・ショッピングでカスタマイズを行いながらの購入が可能です。

最新モデルながら、すでにX1ファミリーで使える割引クーポンコードが発行されています。

発売直後で出荷にブーストを掛けるべく、割引率の高いクーポンとなっているのが特徴。

(ThinkPad X1 Yogaは100台限定で32%オフクーポン発行中!)

ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 Yoga、ThinkPad X1 Tablet、ThinkCentre X1で使える割引クーポンコードと各モデル詳細情報は下のリンクからチェックできます。

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