持ち運べる大きさと重量を持ち、CPUやディスクを自分好みにカスタマイズ可能で、バッテリー持ちも良いモバイルノートパソコンが欲しいという要求に応えてくれるのが、レノボ製ノートパソコンのThinkPad X250です。
日本での発売は2015年初頭。すでに実機を購入・導入し毎日活用している人も多いと思います。
私も取引先で導入したThinkPad X250(Core i3・500GBハードディスクドライブ・1366×768ディスプレイ・メモリ4GBの最廉価モデル)を10日ほど利用済み。
さらに先日、ほぼ最高スペックにカスタマイズしたThinkPad X250を1週間、日々の生活の中で使う機会がありました。
一番お手頃な価格を持つモデルと、ほぼ最高の組み合わせに近いパーツでカスタマイズしたThinkPad X250を使ってみての実機レビューをお届けいたします。
※本レビューはメーカー提供試用機利用に基づくレビューとなります。
ThinkPad X250を買う際におすすめのカスタマイズ
発売から時間がたち、米沢工場で国内生産されていることから、入手しやすい状況にあるThinkPad X250。
実機の触れてのレビューを綴る前に、「ThinkPad X250購入検討しているが、CPU・メモリ・ディスク・ディスプレイはどのような組み合わせ・カスタマイズが良いのか?」という点から始めてみます。
メインのパソコンとしてThinkPad X250を買いたい場合
ノートパソコンを中心に使っていて、「そろそろ最新のノートパソコンに買い換えたい」という場合におすすめしたいのは以下のカスタマイズ方法です。
ある程度以上の性能で不満なく使えるThinkPad X250のカスタマイズ
- CPU:Core i5
- ディスプレイ:12.5型FHD液晶 (1920×1080 IPS 光沢なし)
- メモリ:8GB
- ディスク:128GB ソリッドステートドライブ
- フロントバッテリー:3セル リチウムイオンバッテリー (23.2Wh)
- リアバッテリー:3セル リチウムイオンバッテリー (23.2Wh)
- ワイヤレスLAN:インテル Dual Band Wireless-AC 7265 + Bluetooth 4.0
このような組み合わせがおすすめです。価格としては、購入時に適用されるクーポン割引率によりますが13万円。
特に重視して欲しいのが、ディスプレイの種類。
ThinkPad X250では1366×768という、お手頃価格で購入しやすいノートパソコンに搭載されることが多い解像度と、1920×1080解像度のIPS液晶搭載モデルが存在します。
プライベート、仕事、学校で使うメインのノートパソコンとしてThinkPad X250を検討している場合は、写真の加工・編集やネットを見る場合にも扱いやすい1920×1080解像度IPS液晶が良いでしょう。
価格優先、お手頃にThinkPad X250を購入したい場合
「外出時、WordやExcelを扱うことがメイン」「購入価格を抑えてノートパソコンを買いたい」という場合のおすすめThinkPad X250のカスタマイズは以下の通り。
購入価格を抑えたThinkPad X250カスタマイズ
- CPU:Core i3
- ディスプレイ:12.5型HD液晶 (1366×768 光沢なし)
- メモリ:4GB
- ディスク:500GBハードディスクドライブ
- フロントバッテリー:3セル リチウムイオンバッテリー (23.2Wh)
- リアバッテリー:3セル リチウムイオンバッテリー (23.2Wh)
- ワイヤレスLAN:インテル Wireless-N 7265 + Bluetooth 4.0
先に挙げた、「性能重視」のカスタマイズに比べ、
- ディスプレイを1366×768解像度
- メモリを4GB
- SSDからHDD
- 無線LANを標準オプションのN規格タイプ
このような形で価格を抑えた選択に変更しています。
この組み合わせですと、本記事アップ時点で9万円弱(クーポン適用後価格)にてThinkPad X250を購入可能です。
価格を抑えたカスタマイズにする場合でも、モバイル時のバッテリー駆動時間を考え、フロントバッテリーはぜひオプションとして選んでいただきたいところ。
ThinkPad X250実機レビュー
先代モデル、ThinkPad X240オーナーとしても非常に気になるThinkPad X250の使い心地について、実機をたっぷりと使ってみた感想・レビューに入ります。
クリックボタンはマウスいらずの優れもの
「振り出しに戻った」と言えばそれまでですが、ThinkPad X240では省かれていたトラックパッド上部の左右物理キーがThinkPad X250では復活。
X240は一面フラットなトラックパッドとなり、右クリック・左クリックもトラックパッドをタップ・タッチする形になっていました。
(Macノートを想像していただけると分かりやすいでしょう)
物理的に押し下げできるボタンが省かれたことは、以前からのThinkPadユーザーからは不評の声が大きかったようです。私自身はそれほど不満を抱いてはいませんでしたが、復活した物理クリックキーを使ってしまうと、「やっぱりこうだよなあ……」という声が漏れてしまいます。
トラックポイントと物理クリックキーを組み合わせながら使うと、マウスなしでもスムーズに操作ができます。
フィーリングと静粛性は相変わらず素晴らしい
試用機はCore i7搭載。放熱の問題から、頻繁にファンが回るのではと予想していましたが、Webサイトを閲覧している程度では無音に近い状態。
SSD搭載のため、ハードディスクドライブの駆動音はもちろんありません。もともとThinkPadで使われている冷却ファンは、回転した際の音量や音質も不快さが少ないのが特徴。
ボディが超スリムではないこともあり、熱に関するトラブルは少ないモデルのではないでしょうか。
毎日ガンガン使える道具として
アメリカ国防総省調達基準をクリアしたタフな作りのThinkPad X250。ThinkPadはどうしてもビジネスマン向けとして捉えられがちですが、扱いがハードになりがちな学生向けのモバイルノートとしても非常にメリットがあります。
自転車や満員電車での通学にも耐えてくれる作りは、学生さんに安心しておすすめできます。
(できればSSD搭載モデルを選びましょう)
レポート作成の機会が多い大学生の方には、他のノートパソコンとは一線を画する打ちやすいキーボードも利点です。
ビジネスマンにはもちろん、学生の方にもぜひ使っていただきたいノートパソコンとなっています。
ThinkPad X250は、レノボジャパン個人向け公式直販サイトで割引クーポンを使って購入するのが一番オトクですので、ぜひクーポンやセール情報をチェックしてみましょう。
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