予想をいい意味で裏切られたモデルが、今回ご紹介するThinkPad Yoga。
メーカー試用機を借りる前は、ThinkPad Yoga独特の変形モードに懐疑的でした。
ThinkPadと言えば丈夫なボディが特長で、ThinkPad Yogaが備える変形モードはThinkPadのクオリティを落とすだけなのでは?と考えていました。
ところが実機を手にすると、伝わってきたのはいつもながらのThinkPadの感触。
天板を閉じた状態でも、ThinkPad Yogaならではのテント・スタンド・タブレット形状へと変化させても、しっかりとした使い心地は変わりません。
ThinkPad Yogaに関するスペックや詳細なレビューは特集記事に譲るとして、このモデルを選ぶメリットについて触れたいと思います。
ThinkPad Yogaを選ぶメリット
ビジネスユースで使われることが多いThinkPad。今回使ったThinkPad Yogaも、ビジネスの場で活躍できるモデルです。
仕事の場でThinkPad Yogaを使うメリットについてピックアップしてみました。
商談の多いビジネスマンに
ノートパソコンや大画面タブレットを商談相手に見せて説明したい場合が多い人。そんな方にはぴったりのモデルです。
私も、1対1の商談の場にThinkPad Yogaを持ち込んでみました。その際、非常に便利だったのがThinkPad Yogaの形状を変え、テントモードにして画面を見せながらの説明。
ThinkPad Yogaをテントモードへ変形させた状態。
タッチ対応液晶を搭載しているので、ブラウザやPowerPointを画面タッチで操作しながらの説明がとてもやりやすく、精細で見やすいディスプレイと相まって商談相手からも好評でした。
余談ですが、いわゆる2in1やタブレット的にも使えるWindows 8(またはWindows 8.1)搭載ノートパソコンはまだまだ珍しく、ThinkPad Yogaが商談のつかみとして使えたのも思わぬ産物となりました。
タブレット&ノートPC両方のメリットが欲しい場合
レノボからもThinkPad 8やThinkPad 10が発売され、気になっている人も多いWindows 8.1タブレット。
Windowsタブレットは欲しいが、しっかりしたキーボードでの文章入力や資料作成もしたい。でも、外付けキーボードを別に持ち歩くのは面倒……
ThinkPad Yogaはその点、タブレットモードに形を変えてWindowsタブレットとして使え、通常は一般的なキーボード付きノートパソコンとして扱えます。
ラップトップモードと呼ばれる形では、普通のノートパソコンとして文章入力や資料作成可能。
キーボードと本体を合体させたり切り離したりすることなく、ただ画面を折り曲げるだけでタブレットとして使えます。
さらにキーボードは、いつもながらのThinkPadクオリティの打ちやすいもの。
ラップトップモード(普通のノートPC形状)からタブレットに変更する際、キーボードがボディ内にスッと引き込まれる様は驚きました。
(各モードの詳細については、別記事のThinkPad Yoga実機レビューをご覧下さい。この記事文末にリンクがあります。)
キーボードが内部に引き込まれるからと言って、キーボードの打ち心地は損なわれていません。いつも通りのThinkPadキーボードでした。
タブレットとノートパソコンのいいとこ取り。ThinkPadのクオリティをフルに活用しながら様々な形状で使えるモデルです。
詳細レビューも掲載中です。ぜひThinkPad Yogaレビューもご覧下さい。