約17.7mmという薄さを誇るボディの12.5型ウルトラブック。
重量も約1.34kgと軽量で、しかもシンクパッドならではの打ちやすいキーボード、シンクパッドノートブックのアイデンティティとも言えるトラックポイントを備えています。
スタイリッシュで高性能なモバイルノートパソコンをお探しの方に最適なモデルがThinkPad X240sです。
ThinkPad X240sの特長
- 超薄型(約17.7mm)、超軽量(約1.34kg)
- 省電力性能に優れた第4世代インテル®Core™ プロセッサー・ファミリー(Haswell)採用
- マルチタッチ対応フルHD液晶 (1920×1080 IPS)選択可
同サイズ他社ノートパソコンで、さらに軽いノートパソコンも存在しますが、X240sはThinkPad品質の丈夫な構造と、快適にタイピングができる打ちやすいキーボードを持っています。
省電力性能に優れたHaswell採用、さらにフロントとリアにバッテリーを装備。薄くて軽いのに長時間のバッテリー駆動が可能。
犠牲にする部分を少なく、モバイルノートパソコンとしての性能を追求した、非常に使いやすいマシンです。
ThinkPad X240sレビュー
ThinkPad X240sのレビューに入る前に、X240sに興味を抱いた人ほぼすべて
「X240とX240sの違いは?どちらがおすすめ?」
という疑問を持つでしょう。
この点については、別記事にてまとめてお伝えする予定です。
なお、本レビューは試用機の利用に基づいてのレポートとなります。
薄さは善!
兄弟機にあたるX240を使用していますので、いくら薄いと言えどもX240とX240sに大した違いはないだろうと考えていました。
ところが、たった数mmの違いとは言え、X240sの薄さはX240との違いを感じさせてくれます。
やはりX240sはカッコいいです。本体の薄さが全体のデザインに影響するのだという、ある意味当然の事柄を実感させてくれました。
ただこれは、X240とX240sを同時に見比べた場合の感想です。X240自体の魅力が劣るということではありません。
(X240を所有していますので、若干バイアスが掛かった感想……かも)
キータッチは相変わらず素晴らしい
ボディの薄さが、シンクパッドならではのキータッチの良さに影響しているのでは?と懸念していました。
この点、まったく問題ありません。同サイズ機種、X240と比較してキーボードの品質やタイピングのしやすさが劣っている点は感じられませんでした。
バッテリー持ちの良さ
「えっ!こんなに持つの???」
これがThinkPad X240sをバッテリーだけで使ってみての感想です。
X240sはメーカー公称値約11.8時間のバッテリー駆動とされていますので、
「せいぜい7時間程度だろうバッテリーの持ちは」
と考えていました。
ところが、当方の利用環境において、バッテリー駆動のみで10時間は問題なく動作してくれました。これには正直驚きです。
Ultrabookに良くある、バッテリーがボディに内蔵されたX240s。バッテリーを裏面カバー内に収めることにより、このデザインを実現できているのですが、バッテリー駆動時間は公称値よりかなり劣る物と考えていました。
動画を延々と再生する、大きな解像度の画像を加工、コンパイル作業をし続けるなどをしないのであれば、バッテリーのみで1日の作業を行えるのではないでしょうか?
これは嬉しい誤算でした。
1366×768解像度
今回の試用機は、HD液晶(1366×768、IPS方式)のディスプレイを搭載。
最近は高解像度液晶を搭載したノートパソコンを使用しています。久しぶりに1366×768の解像度を体験しました。
縦768というサイズはやや狭苦しさを感じるものの、すべてのアプリケーションやWebサイトも自然な表示で見ることができ、何とも言えないホッとした心地良さを感じながら利用することができました。
(この気持ちは、高解像度液晶ノートをお使いの方ならお分かりいただけるのでは?)
X240sは1920×1080のマルチタッチ対応フルHD液晶ディスプレイも選択可能。
高解像度ディスプレイの良さは十分に体験しているところですが、X240sをモバイル専用機・サブマシン・オフィスや自宅では外部モニタを接続する、という使い方をするなら、1366×768ディスプレイで十分かなとも感じました。
(本レビューも、X240s・1366×768サイズディスプレイ機種にて作成しています。)
ThinkPad X240s おすすめカスタマイズ
X240sはシンクパッドらしく、裏面カバーが外しやすい(少々コツは入ります。カバーの爪破損にご注意)ため、メモリやストレージに関しては、購入後自分で増設・換装することがしやすいです。
とは言え、それも面倒という人に向けて、購入直後からパワー不足を感じることのない構成を考えてみました。
- Windows 8.1
- Core i5-4200Uプロセッサー
- 8GBメモリー
- 12.5型FHD液晶 (1920×1080 IPS) マルチタッチ対応
- 日本語キーボード (バックライト付)
- 指紋センサーあり
- カメラ(HD 720p対応)
- 128GB ソリッド・ステート・ドライブ
Core i5かi7か
CPUに関しては、Core i5で十分と感じていますが、レノボ直販サイトにおいて、Core i7搭載の「ハイパフォーマンスパッケージ」がお得に購入できるようです。(本稿作成時点の情報です)
Core i5以上であれば不満を感じることは少ないと思いますので、予算の兼ね合いなどを考え選択しましょう。
HD(1366×768)かFHD(1920×1080)か
(現時点、フルHD液晶はタッチパネル対応のタイプしか選択できなくなっていました)
HD液晶かFHD液晶、どちらを選ぶか。
こればかりは絶対にこちらが良いとは答えられません。最近、FHDの高解像度に慣れているため、私でしたら1920×1080サイズを選択します。
ぜひSSDを
HDD搭載機を購入し、後日自分でSSDに換装されても良いと思います。
自分で換装することに抵抗がある場合は、せひ購入時にSSDを選択することをおすすめします。
軽量極薄で高性能なモバイルノートなのですから、1TB級のストレージが必要という場合以外は、SSDを装着してThinkPad X240sの性能を生かしましょう。
ThinkPad Webクーポン
Webクーポン利用で大幅な割引になる事が多いレノボ、シンクパッドシリーズ。
特に、ThinkPad X240sはハイエンドノートパソコンとして、割引率の大きいクーポンとなっている場合が多いです。
(クーポンを使うとX240sが数万円の割引になることも)
必ずWeb限定クーポンページでコードを控えてから、X240sのカスタマイズやスペックのチェックをしましょう。