レノボ、シンクパッドの名称が付けられたWindows 8.1搭載タブレット、ThinkPad 8のレビューをお届けします。
Intel Atom プロセッサーZ3770搭載、OSはWindows 8.1 Pro(32bit)。Windows 8.1タブレットは初体験につき、楽しみながらいじり倒しているところです。新しいハードを手にして、ドキドキというかワクワクというか心躍る感じになったのは久しぶり。
以前流行したネットブックを始め、今までも小型軽量で小さいディスプレイサイズのWindows機に触れる機会はありました。ただ、Windows 8/8.1 独自のインターフェースであるスタート画面をタッチして使うのは初めて。
(※本機はメーカー貸出機に基づくレビューとなります)
想像より軽快な動き
Atom、メモリ2GBというスペックから、もっさりとした動きを予想していました。
ところがThinkPad 8は、ブラウザでネットを見る・Officeファイルを操作するというWindowsで一般的に行う操作をしても軽快そのもの。
ディスク容量の制限はあるものの、動作は快適。ファンレスで静か、1920×1200ドットIPS液晶も鮮明。輝度調節をすれば、暗い室内や屋外太陽光の下でもくっきりとした表示。
さすがThinkPadのネーミングが付けられたタブレットだと実感できること多数。
人気のため、一時品切れ入荷待ちになったのも頷けます。
タブレットとしてのみ捉えるのはもったいない
まだまだ一般的とは言えないWindows 8/8.1タブレット。
ThinkPad 8に興味を持っている人は、いわゆるガジェット好きで既にiPadやNexusなどのiOS・Androidタブレットを持っている人も多いのでは?
そのような方がThinkPad 8に限らず、最近続々と発売されているWindowsタブレットに触れた場合、
「iPadではもっと○○○が簡単にできたのに」
「Androidはもっとアプリが豊富だったのに」
などの印象を持ってしまうかもしれません。
確かに、Windowsストアアプリは他のOSに比べて種類も少ないのは正直なところ。
さらに何というか、
「スタート画面とデスクトップ画面を併用できてしまう→要は普通のWindows機じゃんこれ!」
Windows 8/8.1ノートパソコンからキーボードを外してサイズダウンさせただけじゃない?という感想を持ってしまうんですよね。
しかし、ThinkPad 8をタブレットというジャンルのみで考えるのではなく、
「このサイズでフルにWindowsの機能が使えるマシン」として考えて使うと、非常に魅力が増します。
特に、ExcelやWord、その他Officeアプリケーションが普通に使えて活用できるという点は、他OSタブレットと比較し、とても優位な点でしょう。業務用ソリューションと組み合わせて、ThinkPad 8などのWindowsタブレットを用いるシーンはこれからますます増えると予想されます。
タブレットとしての難点
タブレットとしてのみ捉えるのはもったいない!と言いながらも、iOS・Androidタブレットと比較した場合、タブレットとしてまだ煮詰まっていない部分が見られるのも事実。
ソフトウェアキーボードのレスポンス
ブラウザで検索する際や、エディタで文字入力をしたい場合、画面内に表示されるソフトウェアキーボード。
タイピングへのレスポンスはまったく問題ありません。しかし、文字を打ち込みたい場合において、キーボードの表示が自動で行われない場面がままあります。
デスクトップ画面での操作
スタート画面はタッチ操作に最適化され、使い勝手に不満はありません。
問題なのはデスクトップ画面での操作。
コントロールパネルの設定や、ファイル操作をデスクトップ画面で行いたい場合、パソコンでWindowsを扱う際に簡単なことが、タブレットではやりにくいのです。
ノートやデスクトップパソコンと同じWindowsを操作できてしまうことが、このような印象を受けてしまう理由でしょう。
ThinkPad 8ならではの良さ
操作面の難点は別として、ThinkPad 8を手にすると、モノとしての良さを強く感じられます。
ソリッドで高級感ある塗装や、液晶表示の良さは優れもの。細かい部分の作り込みは、Windowsタブレットジャンルでもトップクラスでは?
オプションのThinkPad 8クイックショット・カバー、さらに外付けキーボードはぜひおすすめしたいオプションです。
ThinkPad 8の割引クーポン
シンクパッドノートパソコンは、Web広告限定クーポンを使ってレノボ直販サイトで購入するのが一番オトク。私もThinkPadを購入する時は、直販サイトでクーポンコードを使って割り引き価格で購入しています。